組織人事コンサルタントのブログ

日々の学習や気づきについて発信していきたいと思います。

はじめの一冊

前回の記事では、私が本を読むようになったきっかけをお話しました。
今回は、本を読もうと決意し、一番最初に手にとった本についてお話したいと思います。

どんな本から読むのがいい?

 いざ、本を読んでみようという気にはなったものの、どんな本を読むべきか、どうしたら長続きするのかわかりませんでした。
これまでも少しは読書をしてみようと、本を手にとってみましたが、数日間読んでるうちに気がつけば、付箋は貼られたまま本棚へと戻ってしまいました。
「継続は力なり」とはよく言いますが、本にいたっては、まさしくそうであって、一過性の意欲で終わってしまっては無意味だと感じていました。


しかし、今回はある本との出会いがあったからこそ、現在に到るまで読書習慣が身についていると感じます。

まずは読みやすさ

本にはたくさんの種類があります。
読書初心者の私には、難しい単語がたくさん並んだ本は到底読みきれる自信がありませんでした。
しかし、最近流行りのいわゆる「漫画で読める」シリーズも選択肢にはありましたが、これは逃げだなと。
私なりに考えた末、小説が読みやすいのではないかと思い、
選んだはじめの一冊はもしドラでした。
『もしも高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の略称です。
ご存知の方も多いとは思いますが、ドラッカーの『マネジメント』を題材とした作品で、映画化もされた岩崎夏海さんの名作です。

本の良さとは?

この本が良かったのは、まず私が中学時代野球部だったことから、野球を題材にした小説が自分の実体験とともに、非常に内容が入ってきやすかったことがあります。
マネジメントの理論を野球部に当てはめて考える主人公の姿は、本はある事象に対してヒントを与えてくれるものなんだと、その魅力にはじめて気づくことできました。
 

もしドラから生まれた気づき

そして、もうひとつ大きかったことはマネジメント(=経営学)は、企業組織だけではなく、あらゆる組織において通ずるものだと本書を通して感じることができたことでした。
私はもともと経営学部に本意で入学したわけではありませんでした。
なので、経営学部に所属していながら、経営学の学問にあまり興味を抱くことのないまま、大学3年生になっていたのです。
しかし、この本との出会いで、経営学に強く関心を抱くようになり、「他の本も読んでみたい!」と思ったわけです。

また、このことは私が組織に対して興味があることのひとつの発見にもなりました。
このようにして、私と本との関係がはじまっていきました。